白髪染めとおしゃれ染め、どう違う?
〜髪と頭皮にやさしいカラー選びのヒント〜
美容室で使われるカラー剤。その仕組みや違い、髪や頭皮への影響を知っていますか?👀
今回は「白髪染め」と「おしゃれ染め」の違いや、髪に与える影響、そして私が多くのお客様と関わる中で感じてきたことをまとめてみました。これからのカラー選びの参考になれば嬉しいです🌿
まずはカラーの仕組みから🧪
一般的な美容室のカラー剤は、一般的に「1剤」と「2剤」を混ぜて使います。混ぜることでまず“発色”が始まり、髪の内部に染料が浸透していきます。
このとき、アルカリ剤によってキューティクルが開き、同時に**メラニン色素が分解(=ブリーチ)**されて、髪が明るくなっていきます。
つまり、明るさと色味が同時に加わるんですね✨
白髪染めの“落とし穴”⚠️
「白髪が出てきたから染めたいな…」と思っても、ここからが実は髪への負担の始まりかもしれません。
白髪染めは、白髪と黒髪を一緒に染めるため、強いアルカリ剤を使ってメラニン色素をしっかり分解します。
結果として…
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ゴワつく💧
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白髪の伸びが目立つ😢
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色落ちが早い
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髪が細く、パサついてくる
そんな声も少なくありません。
最近よく見かける「白髪ぼかしカラー」は、ブリーチを使って黒い髪の色を抜き、全体を明るくして白髪と馴染ませるという方法です。
白髪をしっかり隠すのではなく、「白髪を目立たなくする」ためのカラーですね😊
ただ、その分お手入れは少し大変になります。色の明るさを保つためにこまめなケアが必要だったり、髪や頭皮への負担も気になるところです。
ヘアカラーの種類と違い🎨
分類 | 通称 | 特徴 |
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永久染毛剤 | ヘアダイ、白髪染め、アルカリカラー | 発色がしっかり。髪の中まで染めるが、ダメージ大 |
半永久染毛料 | マニキュア、ヘナ、トリートメントカラー | 髪の表面に色をのせる。ダメージ少なめ◎ |
一時染毛料 | カラースプレーなど | 洗えば落ちる。イベント用などに🎉 |
中でも「アルカリカラー」は、化学反応で染まるため、ジアミン(アレルギー性)や過酸化水素(危険)など強めの成分を使います。
髪が傷む本当の理由💡
カラーをすると、髪表面のキューティクルがアルカリ剤で開き、保護していた脂肪酸(18MEA)が失われます。
その結果…
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髪が水を吸いやすくなり
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摩擦に弱くなり
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ツヤが失われていく…
つまり、パサつき・広がり・切れ毛・薄毛などの悩みに繋がってしまうのです。
私が「マニキュア」をおすすめする理由💗
当店では、9割のお客様がマニキュアによる白髪染めです。
理由はシンプル。傷まないからです。
マニキュアは過酸化水素水を使わず、髪の表面をコーティングするだけなので、髪の芯を壊さず、ツヤとハリを守ります✨
最近のマニキュアは定着力もアップしていて、色持ちもかなり良いですよ◎
2024年からは“ヘナ”が面白くなってきました。
ハーブを使うことで相乗効果が出て、艶とハリ、立ち上がり、癖が落ち着くなどの嬉しい効果が出ています☆彡
ナチュラル派さんへ🍃
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アルコール臭が苦手ならナチュラルヘナもおすすめです。
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明るさ重視の方は少し不向きかもしれませんが、髪へのやさしさは◎
染めない選択もまた美しさのひとつかもしれません。
「白髪を染めること」が目的ではなく…
カラーを繰り返すことで、活性酸素が発生=老化が進行するとも言われています。
でも、マニキュアに切り替えてから…
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白髪があまり気にならなくなった
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根元の立ち上がりが出て、境目が自然に🌱
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髪にツヤが戻った!
というお声もたくさんいただいています。
これからは染めれな染めるほど髪の毛が元気になる“ヘナ”を増やしていきたいと考えています。
結論:ツヤこそ最強のエイジレスビューティー🌟
白髪があっても、髪にツヤがあれば、お顔まで艶やかに見えるもの。
そして、頭皮から健康な髪を育むことが、10年後、20年後の髪の未来を変えていきます。
最後に🌸
私は長年、たくさんの髪と頭皮に触れてきました。
「染める」ことは一時的な満足かもしれません。
けれど、「育てる」意識を持つことで、あなたの髪はもっと美しくなります✨
白髪を染めるだけではなく、健康な髪を育てることを一緒に目指してみませんか?