女性の薄毛の原因は様々あります。
*閉経に代表される身体的な変化によって
男性ホルモンの影響が大きくなることで生じる
女性版の男性型脱毛症。
*年齢と共に毛髪周辺環境が変化することによって起きる
加齢性の脱毛症、
*出産後の急激なホルモンバランス変化が影響する
出産後脱毛
など、継続的に続くものから一過性で改善するものまであり、
それぞれが複合的に起きることもあるようです。
男性の場合の男性型脱毛症は、頭皮中にある、毛球を包む、
毛包がミニチュア化して軟毛が増える。
毛周期のうちの休止期毛が増えるといった現象が見られますが、
女性型脱毛症も同じような現象がみられるものの程度が軽く、診断が難しいようです。
女性型脱毛症は年齢が高くなると共に罹患率(りかんりつ)が増加するが
特に50代以降ではそれ以前と比べて罹患率が急に上昇することが知られているそうです。
また、毛髪のボリュームについても40代後半から次第に低下が見られます。
女性ホルモンの量が劇的に減少する50歳頃から脱毛症が起きることから
女性の薄毛の原因の一つに女性ホルモンの減少が関与していると考えられています。
★★★女性ホルモンが毛乳頭細胞を抑制する★★★
毛髪が生える・伸びるメカニズムは、毛の根元部分である毛球に存在する毛母細胞が盛んに細胞分裂し、皮膚表面に向かって移動しながら角化してケラチンを豊富に含む死細胞になって蓄積していく、という現象が続くことによって起きています。
また、毛球の内側には毛乳頭細胞が存在し、毛乳頭が毛母に様々な指令を出すことで毛の成長や毛周期の調整に関わっています。女性ホルモンが毛乳頭を介して毛の成長に影響していると考え、細胞実験が行われた。
その結果、活性度が高くなり、遺伝子の量が増え、
さらに毛成長に関わる…・タンパク質の量も増えることがわかった。このことから・・・、
女性ホルモンが直接的に毛乳頭細胞に作用し、
毛髪制御に関わっている可能性が示唆されたようです。
・・・・・資料引用しました。
こうした研究から、遺伝子、ホルモンに働きかける薬剤や育毛剤などが作られています。
ただし、これは薄毛になってしまってからどうするのか。。治療するのか。。といったもの。。
また、セミナーで聞いた話ですが、皮膚科のお医者様。
最近は女性の薄毛が増えていて、治療に来れれる方も男性より増えてきているそうです。
そして、患者様が、女性ホルモン剤を投与してください!
と、必死で言われるから、したところ、(60歳台)
月経が復活し、胸も膨らんできた!
期待でワクワクするも、一向に髪の毛は増えなかったそうです・・・・。
やはり、女性の薄毛の解明も難しいということです。
私は、個人的な考えですが、女性ホルモンが毛乳頭に影響し毛が生える
工程で成長を促すのならば、毛乳頭からも女性ホルモンへの
影響がないか気にしなければいけないのではないかと考えています。
まずは、頭皮に悪影響になることを止めるところから・・・。
毛乳頭に影響するものは、シャンプー剤・パーマ剤・カラー剤。
(美容室で考えられるものとして)
ではないでしょうか。毛乳頭は毛穴の中にありますからです。
毛乳頭に悪影響になることを避けることが大事に思います。
遺伝子に影響するなら、薄毛だけでなく、白髪も同じこと、
毛乳頭に刺激を与え、タンパク質の減少を起こさせ、
活性しにくくさせる、パーマ剤、カラー剤の使いすぎにより、
老化促進をしているのと同じなのでは…と思うのです。
また、毛乳頭を刺激し女性ホルモンへの影響があるのであれば
子宮系(羊水含む)にも影響があるのではないかと考えられるように思います。
妊娠中のカラー・パーマは危険というのもここからです。
煙草も同じようなものです。
当然はっきりと言えるわけではありません。ですが、
毒素が子宮に溜まるというのはよく聞く話です。
それぞれどう考えるかはご自身の考えで良いと思います。
自分の身体の健康も全て自己責任です。
私がお勧めすることは、しかも美容室でできることは、頭皮ケアです。
薬剤の代わりに植物を使うことで頭皮~毛乳頭に働きかけ、
細胞活性の手助けができ、
自然の治癒力を高めてあげる。
ハーブティーも飲むことで身体に良いことがたくさんあります。
肌から吸収することも身体にとって良いことです。
身体が喜ぶことをしてあげたい。
といつも考えています。