2024年2月より、
ナチュラルヘナにハーブエキスを混ぜて施術し始めました。
ナチュラルヘナの以前のデメリット:
- 従来のナチュラルヘナは地肌にベタつく感触があり、髪のキューティクルにヘナが付着するため、髪質によってはゴワつきや軋みが発生。(タンニンの影響と考えられます)
- 特に硬い髪やくせ毛の人は重くなり、細い髪は絡みやすいことがあります。
- ヘナの色は、白髪にオレンジ色が強く出ることがあり、黒髪には茶色味が加わるが、オレンジ色が強すぎることもあります。
改善方法と効果:
- 頭皮ケアで用いているドライハーブで、ハーブエキスを使ってヘナを溶かす方法を試してみると、とても良い結果が得られました。この方法では、ゴワつきや独特の臭いが軽減され、髪の手触りが良くなり、艶が出方が綺麗で驚きました☆
- ハーブエキスがオレンジ色を緩和し(植物の緑の色味が加わることにより)オレンジの色味が落ち着いたことも実験で確認できました。
- さらに、シャンプー後の流れがスムーズになり、余分な汚れが取れやすくなりました。ヘナの余分な物が髪に残らず頭皮も汚さず洗えます。
- インディゴを混ぜンることで、オレンジを打ち消しニュートラルな色に仕上がります。(配合の割合で変わる)
半年以上後の効果:
- 髪のコシが出て、切れ毛も減少しました。
- くせ毛の広がりが抑えられ、オレンジ色が目立たなくなり、艶もでます。
- ハーブとヘナの組み合わせは好評で、今後はインディゴを混ぜたヘナにも取り入れる予定です。
- 色の定着も良く、白髪のところだけが光る感じも軽減されていると感じます。
☆☆☆インディゴ混合のハーブヘナも始めています。私の妹も試してもらいましたが、
白髪がそれほど光らずオレンジ色も軽減され、暗くもなく白髪が30%~50%の方は合うと思います。
妹はインディゴ混合の”ハーブブラウン”が良く染まって光らないと言っています。
メリット:
- 地肌からしっかり染まること。
- ヘナの色は酸化により変色し、染まった部分は長持ちする。
この新しい方法により、ヘナのデメリットが解消され、髪質や仕上がりに大きな改善が見られたことがわかりました。
それでも デメリット
ヘナの植物は弱酸性ですが、インディゴはアルカリに傾く為、かぶれる方もありますので必ずパッチテストをします。
体調や頭皮の状態でもその日で感じ方が変わることもまれにあるようです。
実験・・・1日目と3日後
☆ハーブの緑っぽい色がオレンジ色を緩和しています
🌟インディゴの割合が多い「マホガニー」の実験。
紫色になり易いのですが、左側のハーブエキスで溶いたマホガニーは紫色が消えてグレーっぽく見えます。
🌟インディゴの多い「マホガニー」をハーブ毎に染めてみました。
しばらくは緑色に見えます。
🌟日数が経つとグレーっぽくなるものがあります。紫を打ち消すハーブがわかりました。
面白い実験結果ですね。
ただ皆さんの髪の毛の色が同じようになるわけではなく
毛質で違ってきます。
少しづつ気に入る色にしていけたらいいのかなと思っています。
カラーの種類は、大きく分けて3種類に分かれています。
❶アルカリカラー・・・・ヘアダイとも言います。
黒髪を明るく染めるおしゃれ染め。
*黒髪を明るくすることができる
*白髪を茶色~黒色にすることができる
【永久染毛剤】、医薬部外品
白髪も明るくしっかり染まります。
市販の手軽に染めれるタイプも同じ工程です。
*1液、2液を混ぜるやり方の物。
*泡で染めるやり方の物。
オーガニックカラー、ハーブカラーと謳っている物もアルカリ剤が含まれますのでアルカリカラーに分類されます。
アルカリカラーは、1液と2液があり、アルカリ剤、過酸化水素水を使います。
アルカリ剤によって、髪の毛を守る引き締まったキューティクルを緩め、開きます。
黒髪を作っているメラニン色素を分解します。
分解することで明るくなります。
メラニン色素もたんぱく質の一種なので、分解と同時にたくさんのアミノ酸や栄養分も分解され流出します。
浸透した薬剤は、髪の毛の中で分解されたタンパク質(色素)とジアミン染料と重合させます。
これが化学反応で酸化重合と言います。
*白髪も茶色く染まり、黒髪も茶色に分解されます。
*髪の毛の中から全体が綺麗な色に変わります。
*アレルギー源のジアミン染料で色素が出来ている(痒みの原因)
*アルカリ剤で皮膚の弱い方は火傷のようにヒリヒリと痛くなります。(皮膚が熱を持つ)
7レベルや、8レベルなど明度調整をし、色味を入れるので仕上がりは希望の色に染めることができます。
日が経過すると、酸化重合して染まった色素は抜けていき(褪色)
分解されたままの(脱色)状態になりやすいです。
その分、キューティクルは、引き締まらないままなので手触りが悪く、
保湿されず乾燥するので広がる原因になりダメージが進行していきます。
髪の毛や、頭皮の皮膚は弱酸性ですが、
後処理をしないと染めてからアルカリに傾いたままになります。
シャンプー剤を気を付ければ弱酸性に戻っていくことも可能です。
弱酸性のシャンプー剤を毎日使っていけば、徐々に髪の毛も
弱酸性に戻りキューティクルが引き締まってきます。
その後毎日トリートメント剤を使用してしまうと
また、アルカリに戻り、油でダメージでできた穴を埋めていくことになります。
アルカリに傾いたままの髪の毛に紫外線を浴びると、色抜けも激しくなります。
❷マニキャアタイプ(酸性カラー・弱酸性カラー)・・・髪の毛の表面に色のコーティングをします。
イオン吸着で着色します。
🌟ヘアマニキュア(別名*酸性カラー・弱酸性カラー)の特徴
ヘアマニキュアは2つのメーカーから提供されています。
過酸化水素を使用しないため、髪を明るく染めることはできませんが、
頭皮に直接触れないため、頭皮への悪影響はほとんどありません。
髪のタンパク質を傷つけないため、髪が良いコンディションになり、つややかさがアップします。
色が濃いほど染料が多く含まれており、やや硬くなる傾向があります。
カラー剤にはメリットもデメリットもあります。参考にしてください。
【半永久染毛料】化粧品
主に白髪を着色する目的で使用しています。
酸性染料(タール系)です。化学反応はありません。
イオン結合によるキューティクルで吸着します。
根元ギリギリから細かく塗りますが白髪が1mm程残ります。
(とても細かな作業なので取り扱う美容室が少ないようです)
黒髪は明るくなりませんが、ダメージをさせないので生えてくる髪の毛の立ち上がりが良く、
生えてくる部分と既染毛との境が線になりにくいです。
*メラニン色素(タンパク質)を分解しません!
*痒みも痛みもありません!
艶出し効果があり、地肌も髪も傷めませんが、ただし、アルコールを使っている人工染料です。
酸化させるなどの化学反応がないのでお肌の弱い方に良いです。
地肌につけないように塗ります。
かなり細かな技術の為毛量の多い方は特にお時間かかります。
●酸性マニキュアと、弱酸性マニキュア(弱酸性カラー・メーキングカラー)があります。
*酸性ヘアマニキュアは少し酸が強くなる為、手触りよくするためにコーテイング剤は含まれます。
*弱酸性ヘアマニキュアは髪の毛のph、弱酸性に近づけて作られた弱酸性協会のオリジナルカラーです。
酸度は少なめできしみにくくなります。
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❸ナチュラルヘナ
天然ヘナ100%はオレンジ色で黒髪のトリートメントとして染めれます。
色味はオレンジです。白髪のところ、黒髪にもオレンジの色が付きます。
白髪はオレンジ、黒髪は少し茶色に見えます。
輸入のヘナの為、無農薬なのかという判断しかねますが、
扱っているヘナの関して・・
弊社のヘナは製品の安定供給と品筆管理のため、ISO9001の
にて製造をしております。
5段階8工程を経て染色効果のある葉肉のみを精製し、葉肉以外の
去されています。社内でも品質管理のため定期的にヘナの粘性や染まり具合のチェックを行ってお
ということで信頼して取り扱うかいをしています。
カラー剤の種類によってのメリット・デメリットをご理解いただいたうえで選択しましょう!!
グラデーションでは・・・・・ 『ツヤカミ神戸』に変更
以前まではアルカリカラーの施術も多かったのですが、長年のお付き合いをさせて頂いてお客様の髪の毛、頭皮の変化を見てきた経験から、マニキュアタイプをお勧めすることが多くなりました。
人工染料の入ったヘナなどもしてきましたが、毛穴が汚れていくことが多く、
手触りも悪かったことから止めていきました。
地肌から塗るカラー剤は、確かに根元からしっかり染まりますが、
毛穴を汚す ⇒ 細毛 ⇒ 艶が出ない 結果になりました。
2020年末で、白髪染めヘアダイ・人工染料入りヘナの扱いを止めました。
これまでの経験でお話しさせて頂きます。
カラーをされる際、何を重点に考えていかれますか?
*ダメージさせたくない。
*明るくしたい。
*明るくしながら白髪も染めたい。
*白髪が目立たなければ良い。
*暗くても白髪を染めたい。
*先々薄毛にはなりたくない。
*艶のある髪の毛で白髪を染めたい。
などなど、カウンセリングしていくとそれぞれ希望は違います。
ただ、白髪が出てきたからといって、「わかりました! 白髪染めしましょう」
というものではありません。
白髪染めが一般では、ヘアダイ=アルカリカラーの白髪染めカラーになってしまいますが。
リスクがあります。
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オシャレ染めのカラー薬液と、白髪も染まるカラー薬液は同じパワーではありません。
白髪が黒くなるんです。 黒髪も同じ色にします。
白も黒も帳尻を合わせるくらいに分解するわけです。
それだけの分解力(パワー)のある薬液を使います。
分解力・・、元々ある色素を分解します。 ブリーチですね。
分解した色素と人工染料剤(ジアミン)を酸化重合させます。
それが希望の色味となります。
時間を置くほどしっかりと色が定着す代わりに、いつまでもアルカリ剤漬けになります。
短い時間であっても、地肌はアルカリに傾き、皮膚は緩みます。
毛穴からも、薬剤が吸収されないとは言い切れません。
体への影響も考えなくてはいけないと思います。
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【マニキュアは、当店では2種類あります。】通常の酸性マニキュア と、 弱酸性のマニキュア(ベル・ジュバンス、オリジナル弱酸性メーキングカラー)です。
取れやすいんじゃないの? とよく聞かれます。そんなことはないです。30年近くマニキャアを使ってきていますが、確かに昔は艶出し効果としてコーティング剤として使われました。
それから少しづつ白髪を染めるタイプに移行していきました。
リニューアルもあり今は、手触り良く、艶が出て、色落ちも少なくなり色持ちも良くなっております。
酸性マニキュアと、弱酸性マニキュア共に施術は同じく、根元ギリギリから塗っていきます。
細かな作業になり手間がかかります。
欠点は、1mm程白髪が残ってしまいます。
地肌を傷めることがなく、髪の毛も地毛を活かすことが出来、悪影響を及ぼしません。
アルカリ剤を使わないので髪の毛のタンパク質が壊れることはありません。
髪の毛や、肌は弱酸性です。
その為、髪の毛に合わせた弱酸性マニキュア(弱酸性メーキングカラー)を用意しております。
*確認事項・・マニキュアは、根元ギリギリからコームによる施術で染めていきます。
その為、地肌にマニキュアが付いてしまうこともあります。
慎重に施術は行っていますが難しい施術になりますのでご了承いただきたくお願いします。
地肌に付いたマニキュアはリムーバーで音しまします。
残ったとしてもシャンプー毎に消えますので悪影響はありません。
ご理解の程よろしくお願いします。
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メニューページをご確認下さい。
マニキュアの技術‼
美容室でカラーをお願いすると、所謂ヘアダイをすることが多いです。
オシャレ染めから、白髪が出てきた~、と伝えると、
白髪染めに変わっていきますね。
いつの間にか髪が傷んでいたり、
髪の毛が細くなってきてしまっていたり・・・・・。
グラデーションは、マニキュアの方が83%,
ヘナが7%,オシャレ染めが10%
比率になっております。
断然マニキュアが多いですね!
↑↑↑↑ 2021年では、マニキュア90%、ナチュラルヘナが9%、おしゃれ染め1%に変わりました。
マニキュアは、直ぐ取れるのでしょう~~~~?
言われがちですが、顧客様の方がたは、
思ったより白髪が気にならないとおっしゃいます。
デメリットとして、明るくなりません‼‼(黒髪は・・・) が。。
マニキャアにはメーカーによって色や染まりやすさ、取れやすさ、、
があるようです。
実際他社のマニキュアを試したことがありますが、
塗りにくい~~~~!
シリコン剤がいっぱい~~~~~過ぎるでしょ!
と思うことがありました。
それぞれメーカーの思いがあるのでどれが良いとかはわかりません。
長年使用しているマニキュアで私は満足して使っております。
マニキャアが持たない~~~~。。と言われる理由に、
塗り方の問題もあるかと思います。
ヘアダイに比べると、かなり細かく塗ります。
塗る時間もヘアダイに比べると時間がかかります。
ここは妥協できない部分です‼‼‼
1cmずつ表、裏、縦チェックして、生え際は念入りに塗ります。
↑↑↑↑↑ よく怒られるところなの~~~~汗
これが細かく塗れるコームなのです~~~~(*^^*)
かなり手間がかかりますので、(コストも高い)、
もしかすると料金もお高めになっているかもしれませんね。
ヘアダイは、安価で楽な作業でできます。
配色に関してはキャリアは要ります。
私の色の作り方はオリジナルです♪
25年以上はマニキュアの白髪を染めてきましたので♪
大雑把に塗る塗り方ですと色持ちは悪くなると思います。
塗り方にも技術は要るものですね。
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他、カラーについての記事もご覧ください。
https://www.gradation-salon.com/category/%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%83%bc/
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